1992年8月吉野川フェスティバル
吉野川のうた
作詞:奥田祐子 作曲:原田文隆




蒼い山 雲が昇る 風が草を渡り行く

広がる川 壮大に ゆったりとゆったりと行く

一粒の雨からうまれ 街をつくり人を育てた

長い長い営みがあって 今 私たちがいる

 流れ続けろ吉野川 この街で生きていく

 流れ続けろ吉野川 生命は受け継がれていく



新しい 朝が明ける 熱い思いに溢れていく

きらめく川 雄大に はるかにはるかに行く

一粒の雨から生まれた 様々に姿を変えて

水を水をたたえ続けて 今 私たちがいる

 歌い続けろ吉野川 この街で生きていく

 歌い続けろ吉野川 生命は受け継がれていく

 流れ続けろ吉野川 この街で生きていく

 流れ続けろ吉野川 生命は受け継がれていく



《心にはいつも吉野川。故郷から未来へ。》
  滔々と流れる吉野川にも最初の一雫があることに思いを馳せる。
  四季折々に移り変わる景色の美しさを心に描いてみる。
  昔も今も吉野川の豊かな水に育まれた自然の恵みを糧とする生活は変わらない。
  この母なる川への感謝と親しみをこめ,そして一人でも多くの人とのふれあいを築くために,吉野川フェスティバルが開かれた。
  子供たちは水と戯れ,恋人たちは夢を語る。
  川面に郷愁を映す人もあれば,希望を託す人もいる。
  一人一人の思いを川はおおらかな心で受け止めてくれる。
  私たちは母を恋うるように愛のメッセージを捧げる。
  この美しい川の流れを未来へつながえるために,心の故郷吉野川への思いを歌い継いでいく。
      (1992年8月 吉野川フェスティバル実行委員会)

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